大矢アキオ『喰いすぎ注意』…スカイラインスポーツな爪楊枝

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生ハムとサーモンのアンティパスト
  • 生ハムとサーモンのアンティパスト
  • 焼き鳥は、天ぷらと並びイタリア人が無理なく食べられる和食
  • SAMURAIとKIMONO
  • サムライ。2代目ジムニーをベースにしていた
  • SAYONARAとOSAKA
  • こちらはKOBE
  • 日本のホテルで発見
  • 隣国オーストリアで。プレッツェルで気合を入れる筆者

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イタリア人を笑えない

こうした楊枝や串のパッケージを見るたび、筆者個人としては、「これだけ日本ブランドのクルマや家電製品が流通しているのに、まだこれかヨ?」と、少々複雑な気持ちになってしまう。

だが先日、日本のホテルのバスルームで、あるステッカーを発見して絶句してしまった。「洋式トイレの使い方」の解説である。

おいおい、新幹線0系(同内容のプレートが貼られていた)の時代ならともかく、もう日本の成人全員は覚えているだろうに。

「じゃらんnet」で見つけた激安ビジネスホテルのユニットバスだから仕方ないと言われればそれまでだ。でもそろそろ剥がしてくれないと、21世紀に入っても「忍者」は現存するかと真面目に聞いたり、不気味なイラストの楊枝を売り続けるイタリア人を笑えないじゃないか。

喰いすぎ注意
筆者:大矢アキオ(Akio Lorenzo OYA)---コラムニスト。国立音楽大学卒。二玄社『SUPER CG』記者を経て、96年からシエナ在住。イタリアに対するユニークな視点と親しみやすい筆致に、老若男女犬猫問わずファンがいる。NHK『ラジオ深夜便』のレポーターをはじめ、ラジオ・テレビでも活躍中。主な著書に『カンティーナを巡る冒険旅行』、『幸せのイタリア料理!』(以上光人社)、『Hotするイタリア』(二玄社)、訳書に『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(光人社)がある。
《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》

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