三菱自動車は17日、ウィリアム・J. クリントン財団が設立したクリントン気候イニシアティブ(CCI)との間で、電気自動車の普及に関する覚書を締結したと発表した。
今回の覚書締結は、12月16日にコペンハーゲン気候サミットで発表されたC40電気自動車ネットワークの一環をなすものとなる。
C40は、温室効果ガス排出削減に取り組む意思を表明した世界の大都市からなるネットワークで、CCIはその実行パートナーとなっている。CCIはC40都市とともに、ビルの省エネ改修事業や廃棄物管理、交通分野に対する様々な支援などのプロジェクトを通じて温室効果ガスの削減に取り組んでいる。
今回、C40都市のうちの一部は、新たに創設されたC40電気自動車ネットワークを通じ、電気自動車の普及のカギを握る充電インフラ整備などを2010年から一体となって取り組む方針を表明した。三菱は、CCI、C40電気自動車ネットワークと協調して車両の仕様や充電方式、補助金に関するアドバイスを行うほか、自治体が電気自動車政策や車両調達、インフラ整備に関する意思決定をサポートする。