スペインに本拠を置くフォルクスワーゲングループのセアトは、22日にマカオで開催されたWTCC(世界ツーリングカー選手権)最終戦において、2年連続でメーカー&ドライバーの両タイトル獲得を決めた。
WTCCは現在、BMW『320Si』、シボレー『クルーズ』、ラダ『プリオラ』が参戦しており、セアトは5ドアハッチバックモデルの『レオン』で出走中。ディーゼルターボの「2.0TDI」とガソリンターボの「2.0TFSI」の2種類のエンジンを搭載している。
レオンTDIに乗るガブリエル・タルキーニ選手は、最終戦のマカオにおいて、第1レース2位、第2レース5位でフィニッシュ。その結果、ドライバーズポイントは127点となり、2008年チャンプのイヴァン・ミューラー選手(同じくレオンTDI)を3ポイント差で抑えて、今年のタイトルを獲得した。
コンストラクターズ部門では、セアトが314ポイントを獲得し、BMWの311ポイントをわずか3ポイントでかわして、2年連続でチャンピオンに輝いた。以下、シボレーが215ポイント、ラダが83ポイントという結果だ。
新チャンピオンとなったガブリエル・タルキーニ選手は、「シーズン途中でのレギュレーション変更もあり、今年は厳しいレースを強いられた。それだけに、タイトル獲得はとてもうれしい」とコメントしている。