アイシングループのアドヴィックス(川田武司社長、愛知県刈谷市)は19日、日産自動車の新型『フーガ』向けに制御ブレーキモジュレータの納入を始めたと発表した。
同社は日産にキャリパなどのブレーキ製品を納めてきたが、制御ブレーキモジュレータの納入は初めてとなる。ブレーキ制御は緊急時の安全性確保だけでなく、高級車を中心に通常走行時の利便性向上、車両安定性向上のための技術としてもニーズが高まっている。
フーガに採用されたモジュレータは、コーナリング時の滑らかな四輪制御による安定性向上させたほか、ブレーキ効き感の向上にも貢献した。またカーナビとの協調・連携を可能にし、優れた車両運動性能と高い予防安全性を実現した。