アドヴィックスとスマートドライブは12月2日、ブレーキパッドの残量を画像で可視化し、レポートとして提供する新サービス「BRAKEPAD SCAN powered by ADVICS」を共同開発したと発表した。
サービスは2026年2月頃から順次提供を開始する予定で、整備工場やガソリンスタンド、新車・中古車販売店に向けて展開する。
このサービスは、専用ハンディカメラでホイールのすき間からブレーキパッドを撮影し、画像解析技術で残量を数値化する仕組みだ。タイヤ脱着を必要としないため、見積もりや車検前点検の場面で、短時間で客観的なエビデンスに基づく説明が可能となる。
背景には、従来の見積もり作業でブレーキパッド交換の要否を判断する際、タイヤ脱着の手間が課題となっていた点がある。丁寧な説明には時間がかかる一方、手間を避けると交換提案の機会損失や点検漏れが生じるなど、整備現場では効率と品質の両立が求められていた。




