米国ホンダの関連会社、HPD(ホンダ・パフォーマンス・デベロップメント)は3日、1.5リットルの「フォーミュラF」エンジンが、SCCA(スポーツ・カー・クラブ・オブアメリカ)の公認を受けたと発表した。2010年から『フィット』用の1.5リットル直4エンジンが、「フォーミュラF」シリーズのマシンに搭載される。ホンダは米国でSCCAの公認を受けて、長年フォーミュラFシリーズに、車両やエンジンを供給してきた。これまでのエンジンは、1.6リットルの「Kent」だ。ホンダは2010年シーズンに向けて、Kentエンジンを一新。『フィット』用の「L15A7型」1.5リットル直4をベースに開発した。これはレース参戦のコストを削減し、入門レースとしての門戸を拡大するのが狙いだ。マシンはキット状態で販売され、キットにはエンジン、吸排気系ユニット、ドライサンプオイルシステム、リストリクター、コンピューター、シャシーなどをセット。フィット用のエンジンは、現行の「スイフトDB-1」シャシーにボルトオン装着する。キット価格は、1万1750ドル(約106万円)からと入門レースらしい設定。さらに、メンテナンスにかかる費用も大幅に低減された。米国ホンダは、最低でも10年間のパーツ供給継続を約束している。HPDのマーク・サワーズ統括責任者は、「新エンジン投入によって、レースに参戦しようという若者が増えてくれれば」、と期待を寄せる。モータースポーツの頂点、F1から撤退したホンダ。しかし、モータースポーツの裾野を広げる活動には精力的だ。
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