【SEMA 09】フィアット 500 のドラッグレーサー…725ps

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フィアット 500 ドラッグレース仕様
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米国のチューニングメーカー、レガシィイノベーション社は、3 - 6日にラスベガスで開催されたSEMAショーに、2代目フィアット『500』(ヌオバ・チンクエチェント)のドラッグレーサーを出品した。

レガシィイノベーション社は、1960年代のアメリカ車をドラッグレーサーに仕立てるのが得意。次のカスタム素材として選んだのが、名車中の名車として有名な1959年式フィアット500(チンクエチェント)だった。

2代目フィアット500は1957年にデビュー。先に登場した『600』をひと回り小型化したボディの後部には、479ccの空冷直列2気筒エンジン(16.5ps)を搭載。そのキュートなルックスは好評を博し、1977年までの20年間に、累計約400万台が生産された。

最大出力16.5psのフィアット500は、ドラッグレーサーと対極にある車だが、レガシィイノベーション社は、フィアット500のエンジンやシャシーを一新。シャシーはクロームモリー4130鋼のパイプフレームで組み上げ、エンジン搭載位置もリアからフロントに変更。725psを発生する7.0リットルV8を載せた。タイヤはフージャーのドラッグスリックを履く。

こうして完成したフィアット500のドラッグレーサー。アニメ映画『ルパン三世』を地で行くような、ホットな走りを見せてくれるに違いない。

★SEMAとはスペシャル・エクイップメント・マニュファクチャラー・アソシエーションの略で、米国のアフターパーツメーカーの統括組織。毎年開催されるSEMAショーは、日本のオートサロン、ドイツのエッセンショーと並んで、世界3大チューニングカーショーに位置づけられる。

《森脇稔》

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