スマートのEVとしては第二世代にあたるこのモデルは、容量14kWのテスラモータース社製リチウムイオンバッテリーを採用する。もちろん家庭用電源での充電が可能で、220V電源の場合は3時間でフル充電が可能だ。航続距離は115km(欧州のNEDC=New European Driving Cycle モード)に達し、100km走るのに掛かるコスト(電気代)は、ドイツの昼間電気料金で2ユーロ(約260円)だという。
“BlueEFFICIENCY”のテクノロジーは、パワートレーンの範疇に限定されるものではなく、空力、ボディ軽量化、タイヤに至るあらゆる部品の改良に及ぶ。また、生産から廃棄まで、自動車の全ライフサイクルを貫徹する、いわば“Well to Wheel”での環境負荷低減を考慮しているところに際だった特徴がある。