2009年シーズン限りでのF1撤退を発表したトヨタ(4日)。その余波について考えてみよう。まず、この撤退そのものがスンナリとヨーロッパに受け入れられるかどうか? もちろん、「やめるな」という強制力など誰も有しないが、トヨタはこの夏、F1の将来に関するチーム間の協定「コンコルド協定」にサインをしている。同じく今季限りで撤退するBMWは、これの調印前に撤退を発表していたが、トヨタの場合は事情が異なるわけだ。なんらかのクレーム、あるいは補償を求めるような動きが、欧州F1界から巻き起こらないとも言い切れない。今季のF1は10チームで争われたが、BMWとトヨタが撤退し、来季は既存8チームに新チームが4つ(もしくは旧BMWを買収したチームが加わり5つ)加わる予定。今季、トヨタチーム同様にトヨタ製エンジンを積んでいたウイリアムズチームは、この撤退騒動以前に、来季はトヨタからコスワース製エンジンにスイッチすることを発表済みだ。今後、F1は1970年代のように「フェラーリ以外はほぼみんなコスワース製エンジン」というような時代に逆戻りするのかもしれない。来季からF1に復帰するコスワースが、安価で競争力のあるエンジンを供給できるなら、そういう方向性に流れて、F1は「脱・自動車メーカー」を果たすことになるのかも?
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