日産自動車は13日、『エクストレイル』と『デュアリス』2車種のピニオンシャフトと燃料タンクに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2007年7月4日 - 09年7月17日に製作された8万2587台。
●ピニオンシャフト
かじ取り装置のステアリングギヤで、ピニオンシャフト固定用ナットの加工が不適切なため、ナットが徐々に緩み、ピニオンシャフトが抜けてハンドル操作ができなくなるおそれがある。
全車両、ナットの締め付け状態を点検し、固定用ナットの緩み防止クランプを追加する。
不具合発生件数は6件。市場からの情報で発見した。事故は起きていない。
●燃料タンク
燃料タンクの燃料ポンプユニットの取付部で、穴あけ加工が不適切なため、取付部のパッキンに亀裂が発生し、パッキンから燃料が漏れるおそれがある。
全車両、燃料ポンプユニットの取付部を修正し、パッキンを新品と交換する。
不具合発生件数は92件で、市場からの情報と国土交通省からの調査指示により発見した。事故は起きていない。