フェラーリ・ジャパンは11月10日、高級SUV、フェラーリ『プロサングエ』のリコールを国土交通省に届け出た。
ヒューズボックスの電源ケーブルにおいて、製造指示が不適切だったため、電源ケーブルと助手席側フットレストとのクリアランスが狭い車両が存在する。そのため、使用過程において電源ケーブルとフットレストのパネルが接触し、最悪の場合は電源ケーブルの被覆が損傷して回路がショートする可能性がある。これにより、ブレーキ警告灯および警告メッセージが表示され、ブレーキ性能が低下するおそれがある。
対象となるのは、2023年1月18日から2025年2月15日までに製造された「プロサングエ」、250台。
これに対しフェラーリジャパンは、対象車両の使用者へダイレクトメール等で通知の上、全車両のヒューズボックスの電源端子と助手席側フットレストのパネルの間にプラスチック製のスペーサーを設置する。また、ヒューズボックスの電源ケーブルの取付位置および電源端子の保護テープを点検し、必要に応じて修正を行う。
これまでに、この件に係る不具合、事故の報告はされていない。






