マルチメディア放送ビジネスフォーラムは、CEATECにて、2011年以降開始されるVHF-LOW帯を利用した携帯端末向けマルチメディア放送の展示デモンストレーションを実施した。
同フォーラムが出展したのは、(1)MPEGサラウンド技術を利用した5.1chサラウンドラジオ放送、(2)携帯電話向けコンテンツ有料ダウンロード放送、(2)フォトフレーム型受信機によるマルチメディア放送受信。
同フォーラムは新しく採用されるMPEGサラウンド技術を用いて、車載機に向けた5.1chサラウンドラジオ放送サービスを需要を調査し、サービスの実現に向けて研究している。
TOKYOFM/JMデジタルメディアがコンテンツを収録・制作し、FraunfoherIISの協力を得てアルパイン、豊通エレクトロニクスが試作受信機を開発した。この受信機は、いち早くVHF-LOW帯の受信に対応したもので、今回の展示でもVHF1chを使用して電波を伝送した。
リーダー電子製の信号発生器「LG3802」を使用し、VHF-LOW帯の電波を発射し、デモカーのホンダ『オデッセイ』に搭載した試作受信機にて、車内で5.1chサラウンド放送を体感することが出来る。