米国IIHS(道路安全保険協会)は10日、『マツダ3』(日本名:『アクセラ』)を「2009トップセーフティピック」に選定した。
IIHSの衝突テストは前面オフセット64km/h、側面50km/h、後方32km/hで実施。ダミー人形が受けた傷害レベルに応じて、GOOD(優)、ACCEPTABLE(良)、MARGINAL(可)、POOR(不可)の4段階で評価する。IIHSは総合評価でGOOD(優)となった車を、「トップセーフティピック」に認定し、衝突安全面でのお墨付きを与えている。
アクセラの衝突テストは、2.5リットル直4エンジン搭載の4ドアセダン「Sスポーツ」グレードで行われた。前後席のヘッドカーテンエアバッグや前席内蔵エアバッグは標準装備。ESP(エレクトリック・スタビリティ・コントロール)はオプションだ。
テスト結果を検証すると、前面衝突では頭、首、胸、膝、左足に受けるダメージが最小限で、各部位がGOOD(優)評価。ただし、右足への損傷レベルについては、ACCEPTABLE(良)評価となった。総合評価はGOOD(優)を獲得する。
側面衝突では、前席が頭、首、胸へ与える損傷が少なく、GOOD(優)評価。ただし、骨盤と足はACCEPTABLE(良)評価だ。後席は頭、首、骨盤、足がGOOD(優)評価だが、胸への損傷はACCEPTABLE(良)評価。ボディの安全構造に関しては、前面衝突がGOOD(優)、側面衝突がACCEPTABLE(良)評価だ。総合評価はGOOD(優)に輝く。
IIHSの発表を受けて、北米マツダのジム・オサリバン社長兼CEOは「マツダのクルマはファントゥドライブなブランドとして認知されている。今回のテスト結果は、安全性においても信頼できるブランドであることを証明するもの」とコメントしている。