【カーナビガイド ’09 開発者インタビュー】「開発側からユーザーに問う」…エディア MAPLUSポータブルナビ3

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メモリースティックの併用がオススメ

----:すべてのデータをMSに取り込むと容量的にはどれくらいになるのでしょう。

松永:1.5GBくらいですね。当社のサポートサイト『MAPLUS.web』で提供予定の市街地図や番地号・電話番号検索データ、声優音声データなどすべてをインストールすると、4GBを超えるサイズになります。

----:MAPLUSだけでなく、他のゲームでMSを使うこともあるでしょうから、フルデータ・フルスペックで快適に利用したいということであれば8GB以上のMSを用意した方が良さそうですね。では更新版地図の提供はどのような形態でおこなわれるのでしょうか。

松永:地図データ・検索データについては来年より年度更新版を有償で提供予定です。弊社のWebサイトからダウンロードして利用していただくということになると思います。

----:その地図ですが、海外地図への対応もおこなうそうですが。

松永:海外の主要都市の地図を順次提供予定です。ルート探索はできませんが、現在位置を地図上に表示させたり、設定した目的地の方向を表示する機能はあります。

◆UMDに収まりきらない

----:ポータブルナビ3のソフトウェア本体には電話番号の検索データと住所の番地号データは収録されず、MAPLUS.webからの無償ダウンロードという形態を取っていますが、これはなぜなのでしょう。

松永:ポータブルナビ3では、地図のデータや機能を充実させていますのでUMDの限界近くまで容量を使っています。 特に地図データの占める部分が多いですね。 PSPのソフトのなかでここまでギリギリつかっているのはMAPLUSくらいではないでしょうか(笑)。ですので、番地号と電話番号についてはダウンロードしてメモリースティックに追加していただければ、ということです。

----:MAPLUS.webでは、他にどのようなダウンロードコンテンツを提供するのですか。

松永:ポータブルナビの特徴である声優ナビのラインナップをさらに増やす予定です。現在ポータブルナビ2向けに無償で提供している「超らーめんナビ」の最新店舗スポットの一部や、全国の観光スポットガイド情報、無線LANスポットなどの拡張検索データ“スポットパック”も引き続きご利用いただけます。また、これは有料になりますが、旅行ガイドの『るるぶ首都圏日帰り温泉』や『ブルーガイド』の各地域版なども提供しています。また、PSPゲームの「どこでもいっしょ」に登場するキャラクターの“トロ”の自車位置アイコンときせかえ機能をセットにしたパックも提供予定です。きせかえ機能はナビゲーションの雰囲気が大きく変わりますので、ぜひお試しいただきたいです。

◆難産だったが自信を持ってオススメできる

----:PSPプラットフォームというゲームのプラットフォームで、ここまでユニークなナビを作ったことに驚きを禁じ得ません。エディアというと『PONTUS(ポンタス)』ブランドのPNDを作っているメーカー、あるいはケータイのコンテンツプロバイダーというイメージが強かったのですが、なぜゲームプラットフォームを活かしたナビができたのでしょう? 使っているといわゆるUIや地図の描画、目的地の検索方法など一般的なカーナビの流儀に従っていない。その一方でナビとしての使い勝手を進化させつつ、MAPLUSビューやおえかき機能のようにゲームならではのエンターテインメントもあります。もしかしたら、このナビはゲームクリエイターが作ったのでしょうか。

松永:おっしゃる通り、初代ポータブルナビの開発スタッフにはゲーム業界出身者もいました。そこでPONTUSなどのPNDのスタッフも交えながら開発を進めてきましたので、 “カーナビとしての実用性”と“ゲームの楽しさ”をバランスできたのかも知れません。とはいえ、もともと当社はゲームソフトを作る会社ではありませんから、開発には毎回大変な産みの苦しみが伴いました。

機能をめいっぱい詰め込んだポータブルナビ3も例外に漏れずかなりの難産でしたが、その分自信をもってオススメでできる内容に仕上がっています。少しでも多くのPSPユーザーに使っていただきたいと思います。

《聞き手 三浦和也》

《まとめ・構成 北島友和》

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