米国の民間調査会社、JDパワー&アソシエイツ社は16日、「2009年米国自動車商品魅力度調査」の結果を明らかにした。乗用車カテゴリーの魅力度ランキングでは、フォルクスワーゲンとダイムラーが全10部門中、最多の3部門ずつで、第1位を獲得した。今年で13回目の調査は、新車購入から90日が経過した時点で、顧客に愛車の魅力について質問。質問項目は、性能、デザイン、装備など10カテゴリーの90項目以上に及ぶ。調査は2009年モデルの新車を購入した顧客が対象で、今年2‐5月にアンケート方式で行い、8万0900人以上から回答を得た。乗用車カテゴリーの各部門ベスト3の結果は、以下の通り。サブコンパクト1. スマート『フォーツー』2. サイオン『xD』(日本名:トヨタ『イスト』)3. ホンダ『フィット』コンパクト1. MINI『クーパー』2. フォルクスワーゲン『ジェッタ』3. 三菱『ランサー』(日本名:『ギャランフォルティス』)コンパクトスポーティ1. フォルクスワーゲン『GTI』(日本名:旧型『ゴルフGTI』)コンパクトプレミアムスポーティ1. メルセデスベンツ『SLK』2. 日産『370Z』(日本名:『フェアレディZ』)エントリープレミアム1. フォルクスワーゲン『CC』(日本名:『パサートCC』)2. キャデラック『CTS』3. アウディ『A4』『A5』ミッドサイズスポーティ1. ダッジ『チャレンジャー』ミッドサイズプレミアム1. ヒュンダイ『ジェネシス』2. ジャガー『XF』3. BMW『5シリーズ』ラージプレミアム1. メルセデスベンツ『Sクラス』2. レクサス『LS』ミッドサイズ1. フォルクスワーゲン『パサート』2. マツダ『6』(日本名:『アテンザ』)3. ホンダ『アコード』ラージ1. 日産『マキシマ』2. ポンテアック『G8』3. トヨタ『アバロン』フォルクスワーゲンはコンパクトスポーティ部門の旧型『ゴルフGTI』、エントリープレミアム部門の『パサートCC』、ミッドサイズ部門の『パサート』の3台、ダイムラーはサブコンパクト部門のスマート『フォーツー』、コンパクトプレミアムスポーティ部門のメルセデスベンツ『SLK』、ラージプレミアム部門のメルセデスベンツ『Sクラス』の3台が、ナンバーワンの評価を得た。とくに、旧型ゴルフGTIとメルセデスベンツSクラスは3年連続、フォルクスワーゲンパサートとコンパクト部門のMINI『クーパー』は、2年連続での同部門首位となり、顧客の満足度の高さをうかがわせる。また、ミッドサイズプレミアム部門では、韓国車として初の北米カーオブザイヤーを受賞したヒュンダイ『ジェネシス』が1位となっている。