ダッジのアルファ、アルファのダッジが登場?

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フィアットのセルジオ・マルキオンネCEOが、先月提携に合意したクライスラーグループとの米欧両拠点でのブランド戦略について語った。

それによると、北米でアルファロメオ車をダッジ・ブランドで、欧州ではダッジ車をアルファロメオ・ブランドで販売する計画だ。今月、ニュース専門チャンネル/インターネットサイト「ブルームバーグ」のインタピューで明らかにしたもの。

マルキオンネ氏は「(ダッジ、アルファロメオ)両ブランドの競争力はきわめて強い」としたうえで、「ダッジはアメリカのマッスルカー、アルファロメオは欧州のマッスルカー」と共通性を強調。「両ブランドをどう連携させるかは重要な課題である」と話した。

さらに、ダッジ現行車種の一部を欧州におけるアルファロメオの車種ラインナップに追加し、かつアルファロメオの一部車種を北米のダッジブランドで販売することを真剣に検討中であると語った。そのなかには『MiTo』も含まれるという。最終的な決定内容は7月末に発表される見込みである。

参考までに現在、ヨーロッパでダッジは、『キャリバー』、『アベンジャー』、『ジャーニー』、『ナイトロ』の4モデルが販売されている。

なにやら面白いモデルが誕生しそうであり、また北米のダッジ販売店、欧州のアルファ販売店とも、新ブランドの看板を用意する必要がないなど、ディーラー負担が少ないシナジー効果を優先させたアイディアといえる。アルファロメオとしても、悲願のSUV進出を容易く達成できる可能性があろう。

しかしアルファロメオは「原理主義的」ともいえる熱心なファンが存在するブランドである。とくに本国イタリアよりも、他国のアルファロメオ・ファンのほうがアルファロメオ=メイド・イン・イタリーの思い入れは強い。したがって、ユーザーの反応が今から興味深いどころだ。

《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》

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