KCMは15日、ショベルローダの川崎『50ZV』、コベルコ『LK120Z-5』など計10車種のブレーキオイルに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2008年7月25日から2009年1月20日に製作された76台。
車両組み立て時のブレーキオイル充填工程で、充填装置のレイアウトが不適切なため、制動装置の油圧回路内に多量の水分が混入し、頻繁なブレーキ操作により制動装置の温度が上昇すると、混入した水分が回路内で蒸発して気泡が発生、ブレーキが効かなくなるおそれがある。
不具合発生件数は2件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。