【カーナビガイド '09】AV機能を強化、テレマティクスを取り込んだハイスペックAVN…アルパイン VIE-X08

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【カーナビガイド '09】AV機能を強化、テレマティクスを取り込んだハイスペックAVN…アルパイン VIE-X08
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アルパインが放つ充実スペックのハイエンド2DINナビ

アルパインから新たな上級2DINナビシステム『VIE-X08』が登場した。充実のナビゲーション機能と、より魅力を増したAVスペック、そしてテレマティクスにも対応と、ハイエンドと呼ぶにふさわしい機能群を取り入れたアルパインの力作だ。

◆高輝度パネル、高速応答液晶、ライブコントラストでハイエンド機ならではのビジュアルスペック

筐体デザインは一般的な「2DIN-AVN」だが、モニター下部のキーをナビ系とオーディオ系に分割。ナビ系を右側に配置することで、運転席からの操作をしやすくしている。また、ナビ/AV/通信/ドライブインフォを一括表示させることが可能な“マルチゲート”では、それぞれの機能を指でタッチしながらスライドするだけでレイアウトを変更させることができる。

AV機能には所々に「アルパインならではのこだわり」が投入されているのもポイント。ナビ本体モニターのバックライトは500カンデラの輝度を持つ白色LEDを採用。また、画素単位で画像の濃淡を自動で補正する“ライブコントラスト”も新たに追加された。液晶の応答速度は6ミリセック(ms)に高められ、スポーツやアクション映画などの動きの激しいソースでも残像のない映像が楽しめる。地上デジタルはもちろん4チューナー/4アンテナを採用。12セグ・1セグの切り替えもスムーズだ。受信したデータはデジタル転送され、プログレッシブ再生によって、ちらつきのない高画質を実現している。

◆パーツの配置からこだわった高音質

音響まわりへの配慮も徹底された。ナビ本体を3層構造とし、ドライブ系が載ったシャシーを最上段に、CPUやチューナーなどは中段に配置。下段にはアンプなどの音響系パーツを配置。モーターを含んだドライブ系を、音響系のパーツから離して配置することで、音質に影響を及ぼすノイズの侵入を防いでいる。

オーディオパーツはX08のために完全新規設計とされた。AV用専用電源や電解コンデンサー、MOS-FETパワーアンプなど、デバイス周りも専用部品が奢られる。ノイズ低減、低音域の迫力アップ、ダイナミックレンジの拡大、より解像度の高い音質の実現など、高音質・高画質にこだわり続けてきたアルパインの“こだわり”がX08に結晶している。

◆iPodはデジタル伝送に対応

もはや車載オーディオになくてはならない存在となったiPod。X08では、USBデジタル伝送方式によるiPod接続を実現した。ソースをデジタルデータとしてナビにそのまま送ることで伝送時の音質劣化を防ぐだけでなく、ナビからのiPodコントロールやプレイリスト読み出しのレスポンスが格段に高まった。

またiPodやHDDオーディオ内に入っているMP3やACCなどの圧縮音源の再生時には、圧縮によって失われたオーディオデータの欠けている部分を補完し、原音に近い表現力を復活させる“メディアエキスパンダー”も採用。この効果は抜群で、OFFにすると今までは聴けていた音がスカスカに感じるから不思議なものだ。

使用しているパーツやソースだけが音質の善し悪しを決定するわけではない。アルパインは、“より良いリスニング環境の実現”という点でも最善を追求している。たとえばサウンドセットアップ機能。車種カテゴリー/ハンドル位置/搭載スピーカーの種類や大きさなど計8項目を選択することで、そのクルマに最適な音響空間を実現する。さらにアルパインでは300車種近くの最適な音響空間のデータを専用ウェブサイトで提供しており、車種名とサウンドシステム、そして音楽ジャンルを入力すれば、最適な音響セッティングデータを携帯電話にダウンロードしたりダウンロードできる。

◆ミニバンユーザーには嬉しい「道幅優先ルート」

ナビの複数ルート設定は今では珍しくなくなったが、X08には“道幅優先ルート”という項目がある。ミニバンユーザーが中心になるナビだからこそ、必要なものといえるだろう。初心者にとってもうれしい機能かもしれない。ナビ機能とは直接関係ないが、別売のフロントカメラやバックカメラを組み合わせれば、ナビ画面からこれらをワンタッチで動作させることができる。道幅優先でルートを設定したとしても、ミニバンで狭い道路に入っていくことを完全に避けることはできない。だが、これまでは死角だった部分をカメラ映像で補えるようになり、ドライブ中の安心感は確実に向上している。

◆年5回の高速道データ更新も実現

市販ナビメーカーとしてはいち早く更新地図の無料サービスを開始したアルパイン。X08では、さらに一歩進めて、高速道路データの差分更新に対応した。高速道路の新開通区間は年5回、BluetoothケータイまたはPC経由でのダウンロードによって更新をおこなう。週末のETC通行料割引などで高速道路を利用する機会が増えた今だからこそ求められる機能といえる。

年度更新版の地図ディスクは2010年7月(予定)に無料配布され、その後1年間も高速道データ更新が可能だ。

◆至れり尽くせりのナビ機能

ナビゲーション機能は、“使う側の立場に立った機能”が追求されている。家形図まで描かれる詳細市街地図を初めとして、駅入り口のピンポイント指定や、探したい場所がルート沿いの左右どちらにあるかを考慮したり、営業中かどうかという表示も一目で分かったりと、「これがあれば便利なのに…」と思われる機能が数多く盛り込まれている。

さらに、専用サイトの「its-mo Drive for mobile media station」との連携も実現。携帯電話を接続していれば、現在地/目的地/走行中のルート周辺のドライブ情報をits-mo Driveから取得可能だ。また、its-mo Driveで作成したドライブプランをナビ本体に持ち込むこともできる。

◆リアビジョンを初めとするアクセサリーとのコンビネーションにも優れる

リアビジョンモデル「X08RV」に同梱されるリアビジョンは天井部設置のフリップダウンタイプで、「TMX-R1050」同等品。別タイプも多数用意されているので、ナビ単体で購入して、予算と求める機能に応じてチョイスする、という方法もありだろう。ヘッドレストへのアーム取り付けタイプや、フリップダウンタイプのハイエンドモデルもある。車種別のインストールキット(別売)も用意されており、取り付けもスマートだ。X08では、前席のみあるいは後席のみ、また前後で異なるソースを流したりといった多彩な設定がワンタッチで設定できる「リアビジョンモード」も備える。

カメラとの連動機能や、「ドライブインフォ」画面でのカメラ画像常時表示に対応するなど、アクセサリー周りの対応力拡張性も一線級だ。

《石田真一》

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