日産自動車の関連会社であるオーテックジャパンは、『フェアレディZ Version NISMO』を6月22日から販売開始した。
今回発売するフェアレディZ Version NISMOは、先代『フェアレディZ』(Z33型)で投入されたVersion NISMOのスピリットを受け継ぎ、フェアレディZの持つ高い運動性能をベースに、スポーツドライビングの楽しさを提案するモデル。
より力強い加速を実現するため、専用設計した等長フルデュアルエキゾーストシステムの採用とコンピューターのチューニングを行い、エンジン出力を基準車に対して19ps向上、最高出力を355psとした。
ボディは、専用の補強パーツやヤマハ発動機製パフォーマンスダンパーの採用により、剛性アップと振動減衰の両側面からのチューニングを実施。また、サスペンションのチューニングやパワーステアリングの特性変更を行い、よりスポーツ志向を高めたハンドリング性能とした。
エクステリアは、スーパーコンピューターによるシミュレーション技術を活用し、走行実験部門とデザイン部門による連携を通じて、効果的なダウンフォースの獲得と空気抵抗の低減という、相反する要件を両立、世界最高水準の空力特性を実現したとしている。
さらにインテリアでは、本革とスエード調ファブリックを用いた専用のシート表皮やステッチ色の変更、随所に配されたnismoロゴなどにより、スポーティで特別感のあるムードを演出している。
価格は6MTが493万5000円。