【スバル レガシィ 新型発表】アイサイトは1年後にB型で登場か?

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5月20日に発表された新型スバル『レガシィ』のラインナップを見て、疑問に感じたことがある。先代の最終型で大々的にデビューした「アイサイト」が見当たらないのだ。

「アイサイト」とは、ルームミラーの脇に備えたふたつのCCDカメラを使って、プリクラッシュブレーキや車線逸脱警報、ふらつき警報、誤発進制御、そしてクルーズコントロールの車速制御などをおこなう高度な運転支援システムだ。わずか1年間、日の目を見ただけで、消えてしまったのだろうか。

「あれはですね、じつは、画像認識が入っていて(実車との擦り合わせが)非常に難しいのですよ。このクルマ(新型レガシィ)で実際に公道を走って、雨の中、雪の道、首都高、渋滞などぜんぶの道での制御を作り上げていかないといけないのです。(対象物を認識する距離が)近すぎる、遠すぎる、加速が早すぎる、遅すぎる…、など調整にとても手間がかかる」。というのは、新型レガシィの開発をまとめたスバル商品企画本部プロジェクトマネージャー日月丈志(たちもりたけし)さんだ。

「実はフルモデルチェンジに同時投入しようとおもったけれど、できなかったのです。実験部門に『とてもじゃないけれど、カモフラージュをつけないと街を走れない機密車でそこまでできません』と断られまして。『1年待ってください』と(実験部門から)言われてしまいました。」

つまり「新型には間に合わなかったけど、1年後の年次改良では登場」と考えてよさそうだ。ハイテク好きなら、B型の登場を待つのもひとつの手かと思われる。

《工藤貴宏》

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