東洋ゴム工業は、自動車技術会が発表した「第59回 自動車技術会賞」で、ホンダと共同で「技術開発賞」を受賞したと発表。授賞式が、21日にパシフィコ横浜で行われた。技術開発賞は、自動車技術の発展に役立つ新製品または新技術を開発した個人会員、共同開発者に贈られる賞。東洋ゴムの水谷保タイヤ技術第一部担当リ−ダ−が本田技術研究所の研究員らと共同開発した「転がり抵抗・制動距離性能向上のためのタイヤトレッドゴムの粘弾性特性の最適化」が技術開発賞を受賞した。タイヤは、制動時には車の外側になる部分を多く使っていることから、そこに制動性能の良い、エネルギ−ロスの大きい材料を使うことにより制動性能を損なうことなく、あわせてタイヤ断面形状を最適化し、路面接地部の面圧を均一化することなどで10・15モ−ド燃費で1.5%向上させた研究が評価された。今回受賞対象となった技術は、ホンダが2007年に市販している『クロスロ−ド』の2.0リットルモデルの新車に採用されている『TRANPATH A20』(サイズ=215/60 R17 96H)に採用されている。
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