フォルクスワーゲングループジャパンは14日、ベントレー『コンチネンタル・フライングスパー』など計4車種の燃料フィルタに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2007年3月28日 - 2008年9月26日に製作された392台。
不具合は2か所で、(1)燃料フィルタの防錆処理が不適切なため、道路凍結防止剤によりフィルタが腐食し、燃料が漏れるおそれがある、(2)燃料フィルタの取付バンドの止め具位置が不適切なため、フィルタの表面処理に損傷を与え、凍結防止剤による腐食が発生し、燃料が漏れるおそれがある。
(1)については全車両、燃料フィルタを点検し、対象の部品を対策品と交換する。(2)については、全車両、取付バンドの位置を確認し、不適切なものは取付位置を改善するとともに燃料フィルタを新品と交換する。
不具合発生はなく、販売店からの報告でわかった。事故は起きていない。
2008年9月26日にリコールした案件だが、対象車の選定漏れがあったため、対象台数を追加した。