【新聞ウォッチ】複雑なエコカー減税、意外! カローラは対象外

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【新聞ウォッチ】複雑なエコカー減税、意外! カローラは対象外
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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2009年4月17日付

●戦後生まれ総人口の4分の3(読売・2面)

●トヨタ、副社長に海外担当地域味(読売・8面)

●独の新車登録4割増、英は3割減、補助金効果くっきり / 電気自動車購入に英政府が補助金(読売・9面)

●鋼材大幅値下げへ、鉄鋼大手とトヨタ合意、原材料高が一服(朝日・11面)

●東京五輪「地球救うチャンス」石原知事環境都市アピール(産経・21面)

●GM、ブランド売却本格化(日経・7面)

●企業人のブランド評価 パナソニック2位に急伸、トヨタ首位維持、09年(日経・10面)

●三菱自の2工場来月は減産緩和(日経・11面)

●スカイライン新SUV発売、日産、国内で7月(日経・11面)

ひとくちコメント

欧州自動車工業会が発表した3月の欧州主要国の新車(乗用車)登録台数は前年同月比9.0%減の150万6249台。1月の27.0%減、2月18.3%減から比べると「落ち込み幅は6か月ぶりに1ケタ台に縮小」(日経)したという。

きょうの読売などが取り上げているが、国別では政府による補助金効果で明暗がはっきり出たという。このうち9年以上使用した車の買い替えで2500ユーロ(33万円)を支給するドイツが前年同月比39.9%増と大幅プラス。10年で1000ユーロ(13万円)のフランスも8%増、9年で1500ユーロ(20万円)のイタリアが0.2%増となった。これに対して、補助金制度を検討中で導入前の英国は30.5%の大幅減となるなど補助金のない国は苦戦している。

さて、日本も4月から「エコカー減税」に加えて最大25万円の買い替え補助制度が決まったが、現時点では「様子見のユーザーも多く、効果は?」(都内販売店)と首を傾げる。例えば、一口に「一定の燃費基準を満たした環境対応車」と言われてもその対象車種がわかりにくい。ちなみに、国民車的な『カローラ』は一部の「フィールダー」を除くと減税対象外車。景気浮揚につなげるには「条件」の少ないシンプルな制度にするべきだろう。

《福田俊之》

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