スズキ『ワゴンR』(16.4km/リットル)が1位となった新型車部門。スズキは2位に『パレット』(14.8km/リットル)も入り、ワンツー入賞となったが、同社四輪技術本部の大西伊知郎氏はカタログ燃費達成率が2車種とも70%台前半にあることに満足していないようだ。
「カタログ燃費達成率70%というのが気になる。フォルクスワーゲンのように80%以上を目指していきたい」と大西氏。
達成率70%台の理由のひとつに、現行ワゴンRのトルク向上を大西氏はあげていた。「低回転域でのトルクを少し上げたので、いつもの加速感や速度到達感を得たいと思うと、普段よりもグッとアクセルを踏み込んでしまうこともあるだろう」。
「現行ワゴンRはまだ出たばかり。各社がやっているような燃費向上技術で我々がまだ取り組めてないところもある。そうしたところもいち早く改善していきたい」
同社は、営業部門と検討のうえ今回の受賞実績をユーザーに向けて積極的にアピールしていきたいと意気込んでいる。