昭和シェル石油と岩谷産業が共同運営する「JHFC有明水素ステーション」が3月23日に、単独のステーションとしては国内で初めて、燃料電池自動車への水素充填台数が、累計3000台に到達したと発表した。
このステーションは経済産業省のJHFCプロジェクト(水素・燃料電池実証プロジェクト)で、液体水素と圧縮水素の双方の充填が可能な日本初のステーションとして、昭和シェル石油と岩谷産業が共同で建設、2003年5月から運用を開始した。
約6年にわたり東京都の燃料電池バスを始め、自動車メーカー各社の燃料電池自動車への水素充填、水素ステーションのエネルギー効率や環境負荷低減に関するデータ取得・評価、水素ステーションの安全などにかかわる法規・基準等作成のためのデータ取得などの実証試験を行なってきた。
ステーション開所以来の水素充填の台数は累計3000台となり、使用した水素充填量は5987kgとなった。また、ステーションで充填をした燃料電池自動車や水素自動車の総走行距離は地球を約15周できる量となる。