VW ゴルフ GTI 新型にディーゼル版

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フォルクスワーゲンは27日、『ゴルフGTD』の概要を明らかにした。環境性能の高いディーゼルターボを搭載しながら、見た目や足回りは「GTI」とほぼ同じというスポーツ性が売りとなる。

フォルクスワーゲンは新型ゴルフの発表時から、新型には3つのスポーツ仕様を設定すると明言してきた。ひとつは先日発表したGTI、2番目がこのGTD、3番目が「R32」の後継モデルである。

GTDの心臓部には2.0リットル直4ターボディーゼルの「TDI」が収まる。最大出力は170ps、最大トルクは35.7kgm。トランスミッションは6速MTと7速DSGが用意され、0-100km/h加速8.1秒、最高速222km/hのパフォーマンスを披露する。

この性能は、GTIの0-100km/h加速6.9秒、最高速度240km/hと比較すると若干落ちる。しかし、ディーゼルならではの環境性能はGTDが上。欧州複合モード燃費は18.9km/リットル(GTIは13.7km/リットル)、CO2排出量は139g/km(GTIは170g/km)と、GTDが圧倒する。もちろん排出ガス性能は、ユーロ5に適合している。

外観はGTIと同様にメッシュグリルやディフューザーなどを装備。足回りのチューニングもGTIに準じるが、17インチのアルミホイールはGTIとは異なる専用デザインとなる。

ゴルフGTDは、28日にドイツ・ライプツィヒで開幕するAMI(オートモビルインターナショナル)モーターショーで正式発表。4月に生産がスタートし、順次欧州各国へ投入される。欧州ではディーゼル人気が高いだけに、GTDが好評を博するのは間違いないだろう。

《森脇稔》

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