三菱ふそうトラック・バスは19日、小型・中型トラック『キャンター』のスタビライザ取り付け金具に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2002年5月24日 - 2008年12月22日に製作された6万2423台。
前輪独立懸架車のスタビライザ取り付け金具の強度が不足しているため、高重心旋回等を繰り返すと金具に亀裂が発生し、亀裂の進行により金具が破断してブレーキホースを損傷させ、ブレーキ液が漏れて制動力が低下するおそれがある。
全車両、スタビライザ取り付け金具、リンクおよび取り付けボルトを対策品と交換する。不具合発生件数は16件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。