トヨタ ハイエースなど…車検証に誤り

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国土交通省は、トヨタ自動車の『ハイエースコミューター』(GE-RZH124B型)の改造車の自動車検査証にNOx・PM対策地域内での登録の可否に関する記載に誤りがあることが判明したと発表した。

同省では、車検証記載内容に誤りがあるとの情報を得て確認した結果、同型式の自動車は本来、NOx・PM法車種規制適合車であるにもかかわらず、その一部について自動車検査証に誤った記載をしていた。また、トヨタの『ハイエースバン』、『レジアスエースバン』改造車でも同様の誤記載があることが判明したとしている。

車検証の誤記が判明したのはGE-RZH124B型などで、1998年8月から2003年8月までに登録された679台。これら車検証には「平成XX年X月XX日以降の有効期間満了日を越えてNOx・PM対策地域内に使用の本拠を置くことができません」と記載されているが正しくは「使用車種規制(NOx・PM)適合」。

トヨタ自動車では対象車の型式、型式をベース車として改造により車両総重量が軽くなった車両のNOx排出量諸元値は、それぞれ車両総重量区分に定められたNOx・PM規制値に適合しており、NOx・PM規制値適合は、通常、ベース車両は型式によって判定するが、改造車両は、国土交通省の自動車登録検査業務電子情報処理システムに登録されている諸元値によって判定する。

しかし今回は、該当する型式のNOx排出量諸元値がシステムに登録されていなかったため、改造車両がNOx・PM規制値に適合しない自動車として判定、自動車検査証に誤った記載がなされたと、している。この型式のNOx排出量諸元値が入っていない理由などの詳細については、同省とトヨタで現在調査中。

今後、トヨタは国土交通省の同システムに、NOx排出量諸元値を登録するために必要な情報を同省に提供し、今回該当の4型式について車検証の誤記載が発生しないようにした。さらに、車検証に誤った記載のあるユーザーに対しては、必要となる対応などについて連絡すると、している。

《レスポンス編集部》

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