【ASV-4】マップマッチングで接近車両の衝突可能性を判別…マツダ

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マツダはMPVベースの実験車両。T字路での出会い頭、左折時の二輪巻き込み、前方渋滞時の追突、右折時の直進車両との事故防止といった4つのパターンでの安全運転支援実験をおこなった。

このときの実験では5.8GHz帯での通信を利用。衝突の危険性のある車両が近づくと、ナビの画面上と音声でアラートを出してドライバーに注意を喚起する。

無線通信によってクルマの位置や速度情報を受信し、車両が接近して衝突する可能性が高まるとアラートを出す。しかし、カーブの先に交差点がある場合など、かならずしも相手車両の位置とスピードだけではぶつかるかどうかは判断できない。正確にアラートを出すために、マツダではマップマッチング技術を利用しているという。

マツダ技術研究所の主幹研究員、山本雅史氏は「受信した相手の位置をナビの地図上にマップマッチングして、相手車両がどの経路を通ってきているのか、通るかを予測してアラートを出す出さないかを判別している」という。実際精度は非常に高く、デモ走行においても誤ってアラートを出す場面は見られなかった。

今回の実験では30台という規模だが、実用化を考慮すると周囲にある多数の車両情報が一斉に飛び込んでくることも考えられる。「すくなくともいま使っている実験の通信機(5.8GHZ)については100台程度のキャパシティはある。だが、通信に余裕があってもいまの車載器の処理能力でそれだけの数をさばけるかどうかは分からない。現状でも相手車両の距離などに応じたフィルタリングはおこなっているが、実際に100台を利用した検証はおこなっていない。今後の検討課題のひとつだ」(山本氏)という。

《北島友和》

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