ダイムラーは10日、デトロイトモーターショーのメディア向けイベントで、新型メルセデスベンツ『Eクラス』を発表した。パッケージオプションには、現行型と同じく「AMGスポーツパッケージ」と、新たに採用される「エクスクルーシブパッケージ」の2種類が設定される。
新型Eクラスのトリムラインにはベーシックな「クラシック」、豪華仕様の「エレガンス」、スポーティな「アバンギャルド」の3トリムがある。AMGスポーツパッケージはアバンギャルドに用意される。
外観はAMGデザインの前後バンパー、サイドスカート、18インチアルミホイールを装着。室内にはスポーツシートが奢られ、スポーツサスペンションや強化ブレーキも導入される。
ちなみに、新型にも最強版として「E63AMG」をラインナップ。6.3リットルV8は現行よりも最高出力が11psアップし、525psを発生する。AMGスポーツパッケージは、このE63と外観がほぼ同じとなる。おそらく5月発表予定の日本仕様でも、AMGスポーツパッケージは上級グレードに設定されると思われ、顧客には好評を博しそうだ。
新登場の「エクスクルーシブパッケージ」は究極の豪華さを追求した内容で、エレガンスに用意される。ナッパレザーをシートやドアトリムに使用。色はボディカラーに合わせてコーディネートされる。ルーフやピラー、サンバイザーはアルカンターラ仕上げ。ベロア地のフロアマットも装着される。
メルセデスベンツは顧客が自由に内外装を選べる「デジーノ」を上級モデルに展開中だが、このエクスクルーシブパッケージはデジーノに近い内容。日本仕様には設定されないと思われるが、欧州ではEクラスに『Sクラス』のような豪華仕様を望む顧客が増えている証と受け取れる。