日産自動車は18日、マイクロバス『シビリアン』といすゞ『ジャーニー』の原動機制御コンピュータに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは、2008年6月3日 - 同年10月31日に製作された手動変速機搭載車213台。
DPF(ディーゼル微粒子除去装置)内部の粒子状物質堆積量を計算するプログラムが不適切なため、高負荷でエンジン回転の低い状態で使用を続けると、DPFの自動再生が適切に行われず、多量の粒子状物質が堆積してエンジンが不調となり、エンストして再始動不能となるおそれがある。
全車両、プログラムを変更する。また、DPF内部の粒子状物質堆積量を点検し、交換基準を超えているものはDPF一式を新品と交換する。
不具合発生件数は8件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。