世界で最も数多く販売されてきたスポーツカーといわれる日産『フェアレディZ』。その6代目となる新型「Z34」型は、2002年に登場しスポーツカー市場にセンセーションを巻き起こした先代「Z33」型の総販売台数は超えられないとしながらも、輸出エリア拡大を見込んでいる。
同社商品企画室の高山千秋氏は、「先代の台数は超えられないだろう」と語りながらも、「マーケットの拡大はしていて、先代Z33型が約100か国に輸出してきたところを、新型はさらに20か国プラスして展開する予定だ。その20か国とは、道路事情がスポーツカーに向いていて、政情について紛争地域でないところ。これからどんどん展開していきたい」と意気込む。
日本でのスポーツカー市場は小さいが、世界に目を向けると、フェアレディZが躍進する場所はまだまだ無数にあるのかもしれない。