【GARMIN nuvi205Wインプレ その3】上級者も満足させる意外な一面

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走行軌跡の取得機能も

nuvi205Wは、エントリーモデルという位置づけのため、ナビ以外の機能はデジカメ画像のビューワや電卓など、オマケ程度に止まる。MP3再生などもできないのだが、その一方でちょっと驚くような意外な機能も搭載している。

たとえば走行軌跡データを取り出せる。Windowsのエクスプローラから本体内のメモリに直接アクセスして取り出す手間はあるが、nuvi250以前にはなかっただけに嬉しい機能追加だ。ドライブ旅行の記録として走行したコースを残せるから、意外とこの機能を求めているユーザーは多いはず。

やり方は簡単で、nuvi205WとパソコンをUSBケーブルで接続し、軌跡データファイルをGoogle Earthなどのソフトにドロップするだけだ。Google Earthに走行軌跡が表示されるのは非常に楽しい。

オービスデータも特徴のひとつ。最初からオービスデータが内蔵されているわけではないが、全国のオービスの位置情報を記録したデータファイルを輸入販売元の「いいよねっと」から無料でダウンロードできる。このファイルをnuvi205Wに転送すると、オービスに接近したときに音と画面表示で知らせてくれる。

さらにマニアックな機能もある。POIデータによるポイントの一括登録だ。POIとは位置情報を記録した汎用のデータファイルで、ハンディGPSではよく使われるものだが、カーナビで対応している製品は非常に少ない。POIデータを活用するにはパソコンでPOIデータを作成、編集する必要があるので一般向きではないが、それができる人なら数十、数百のポイントを一括登録することが可能で、いろいろな使い道が考えられる。

◆海外でも使えるのはGARMINだけの特権

PNDは徒歩でも使えるし、レンタカーに取り付けるのも簡単。それなら、海外旅行で使えたら便利だと思う人もいるだろう。海外なんて滅多に行くものではないが、その反面、土地勘のない海外こそ、いちばんナビを使いたいシチュエーションでもある。旅行好きな人や海外出張の多い人ならそれを実感しているはずだ。

GARMINのナビはなんと海外でも使える。世界の各地域の地図がオプションで販売されており、それを使えば世界中の地図を表示できるのだ。小さめの本体サイズも海外に持って行くときには大きなメリットとなる。実際、この点にメリットを感じてGARMINを選ぶ人は多い。

最後にもう一つ、これもGARMINだけの面白い機能を紹介しよう。Webサイトと連動したサービスでフォトナビゲーションというものだ。GARMINの運営するWebサイト上の地図に写真が貼り付けてあり、気に入った写真があればダウンロードしてnuvi205Wに転送。するとその写真の場所にガイドしてくれるというものだ。貼り付けてある写真は一般のユーザーが投稿したもので、口コミの観光スポットの情報共有と考えれば分かりやすい。もちろん自分で写真を投稿することもできる。

《山田正昭》

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