【VW パサートCC 日本発表】CCは、コンフォート・クーペの頭文字

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【VW パサートCC 日本発表】CCは、コンフォート・クーペの頭文字
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20日、フォルクスワーゲン グループ ジャパンから発売された『パサートCC』は、VW初のプレミアム4ドア4シータークーペ。車名の最後に付けられているCCは、コンフォート・クーペの頭文字だ。

車名からも分かるようにプラットフォームやパワートレインは『パサート』をベースとしているが、内外装のデザインやパッケージングは大幅に手が加えられ、4ドアながらもクーペの雰囲気を醸し出している。

パワートレインは、パサートに使われている2リットルの直噴ターボ(6速AT)と、9月に発売が開始された『パサートヴァリアントR36』と共通の3.6リットルV6(6速DSG)を設定。駆動方式は2リットルがFFで、3.6リットルが4WDの4モーションとなる。

フォルクスワーゲンジャパン商品企画課の正本嘉宏さんは「パサートCCはVWジャパンにおける4ドアの最上級モデルです。セダンの市場は世界的に減少傾向にありますが、その中でも今後期待が持てるのがパーソナルな方向性を持った4ドア車と考えられています」

「そこでパサートをベースにコンフォート・クーペというコンセプトのCCを導入しました。CCはスタイリッシュなエクステリアと実用的な居住性、スポーティな走りと卓越した乗り心地など、相反する要素を高次元で融合させている点が最大の魅力です」

「価格的には500 - 602万円とVWの4ドア車では高額な車種になりますが、ほかのドイツメーカー製小型セダンのミドルグレードと同レベルとなりますので、パサートCCの競争力は高いと思っています。従来のパサートなどからの買い替えはもちろん、他銘柄の小型セダンに乗っているお客様の乗り換えも期待しています」とコメント。

パサートCCの価格帯をみると、メルセデスベンツの『Cクラス』やBMW『3シリーズ』の2.5リットルモデルあたりがライバル車種となってくる。これらのモデルも6気筒エンジンを積んでいるので走りの質感は高いが、パサートCCと比べるとボディサイズが小さく、スタイリングはセダンの文法をはみ出してはいない。

パサートCCの、パッと見てわかる流麗なスタイリングは、今までの欧州小型プレミアムセダンに飽き足らない人や、少し刺激的な4ドア車に乗りたい人にとっては、買い得感の高いモデルといえるだろう。

《岡島裕二》

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