新型『A4』は、シャシー、エンジン、サスペンションのすべてが改められた。それによって大きく改善されたのが走りっぷり。ドライバーの操作にダイレクトに反応し、キビキビと走る。乗り心地も当たりが柔らかく、上質になった。インテリア各部分の仕上げや操作性も、これまで以上に高品質に。アバントと呼ばれるワゴンの荷室部分の設計が素晴らしい。さまざまなカタチで荷物を収納、固定できる仕掛けが用意されていて、いずれも便利で使いやすい。生活の中で、実際にワゴンを使いこなしているエンジニアがたくさんいて、彼らの意見がきちんと反映されているのだろう。気になったのは、運転席側(右ハンドル)のセンターコンソールの張り出し。体格のいいドライバーには気になるのではないか。また、全長で120mm、全幅で55mmも拡大したボディも、人によっては検討課題になる。セダンもワゴンも、日本仕様に中間グレードをひとつ望みたいところだ。パッケージング:★★★インテリア/居住性:★★★★★★パワーソース:★★★フットワーク:★★★★オススメ度:★★★★金子浩久|モータリングライター1961年東京生まれ。著書に、『10年10万キロストーリー』、『セナと日本人』、『地球自動車旅行』、『ニッポン・ミニ・ストーリー』、『レクサスのジレンマ』、『力説自動車』(共著)などがある。
アウディ最強925馬力のスポーツEVにも試乗可能、 「e-tron GT Dynamic Driving Experience」…10月29日から5日間開催 2025年9月9日 アウディ ジャパンは、高性能EV『RS e-tron GT performance』と…