BMWグループ1-9月期決算…純利益39.7%減

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BMWグループは、2008年1 - 9月期(第1 - 3四半期)の純利益が前年同期比39.7%減の12億9200万ユーロと大幅減益になった。売上高は前年同期比微増の404億2500万ユーロだった。

主要販売市場で景気後退が懸念され、消費者の買い控え、弱含みの中古車市況、ローンなどの借り換えが困難になってきていることから第3四半期の売上高が大幅マイナスとなった。

第1-3四半期の利払前税引前利益は同43.6%減の16億3900万ユーロ、税引前利益が同43.3%減の15億2200万ユーロだった。

第3四半期中に再度、車両残価価値リスクおよび信用リスク引当金を追計上したため、大幅減益となった。第3四半期のリスク引当金は3億4200万ユーロで、今期初9か月間に計上した総経費は10億3700万ユーロとなった。さらに、これ以外に、すでに公表済みの従業員削減のための2億5800万ユーロの支払いも発生した。

BMWグループは、通期の世界販売台数を前年度実績と同程度まで修正。世界経済の弱体化に合わせて、公表済みの2万5000台に加え、さらに生産台数を下方修正する予定。この結果、当初の予測に比べて4万台の減産となる。

《レスポンス編集部》

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