ヤマハ、ベトナムの二輪車製造第2工場が完成

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ヤマハ、ベトナムの二輪車製造第2工場が完成
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ヤマハ発動機は、ベトナムで二輪車を製造子会社ヤマハ・モーター・ベトナム(YMVN)の第2工場が完成し、10月13日に第1ラインが稼動したと発表した。

第2工場は、ハノイ市のソクソン工業団地に立地する既存の第1工場から南に約15km離れた同市ノイバイ工業団地内の約16万4000平方mの土地に2007年7月に着工、2008年3月に建屋を完成し、今回1つ目のラインが稼動した。

新工場では、排気量110 - 135ccの二輪車を日産1000台レベルで生産を開始、今後、2009年に第2ライン、2010年に第3ラインが順次稼動する予定。

2010年の同工場の全面稼動時には、従業員数は約2000人、生産能力は第1工場の現有能力の50%アップとなる70万台を予定している。

同工場の建設に掛かる総投資額は約4400万米ドル(約44億円)。

第2工場の稼動に伴って第1工場で行っていた完成車組立は段階的に第2工場に移管するとともに、新工場では、市場の需要にあわせて順次、能力増強を行なう。

既存の第1工場は、2006年に稼動を開始した部品加工の現地法人であるヤマハ・モーター・パーツ・マニュファクチャリング・ベトナムとともに鋳造や機械加工などの部品製造を行い、完成車組立の新工場に部品供給を行う予定。

ベトナムでは、二輪車の需要が好調に推移している。政治・経済の安定や2005年の登録規制解除にも後押しされて総需要は年々伸長している。同社でも、オートマチックモデルなどの4ストロークモデルの積極的な市場投入や全国各地でのプロモーション活動が功を奏し、2006年に35万台、2007年に50万台と好調に販売を伸ばしており、2008年は、前年比25%増の62万台となる見通し。

《レスポンス編集部》

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