カーナビ市場は2012年に1600万台以上、07年の倍増 矢野経済研究所

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矢野経済研究所は、世界(日欧米アジア)におけるカーナビとPNDの市場について調査を実施し、その結果をまとめた。

調査は今年5月 - 10月にかけて、カーナビやPND、その他ITS関連機器の国内製造メーカー、取扱商社などに対して同社の専門研究員が直接面談したほか、電話や電子メールなどでヒアリングした。

調査の結果によると、世界のカーナビの2007年市場規模は893万台だったが、今後も前年比13%以上の伸び率で成長を続け、2012年には1653万台になると予測。PND市場の成長によって将来のカーナビの潜在ユーザが増えているため、販売数量規模ではPND市場に及ばないものの、日欧米の全地域において堅実な成長が見込めるとしている。

世界PNDの2007年市場規模は3080万台にも達した。2008年以降の成長率は次第に鈍化し、平均5%程度となるが、2012年までは成長が続く見通し。2012年の世界PND市場は3930万台になると予測、その後は次第に低価格のメモリカーナビにシフトしていくと見ている。

こうした状況の中、日本カーナビメーカーはPNDよりも利益率の高いカーナビを積極的に展開しているが、「PNDによって将来のカーナビの潜在ユーザが増える」との見通しもあることから、PND市場にも参入しており、今後も世界市場においてマーケティング活動を行っていく見通しだ。

《レスポンス編集部》

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