米金融当局の大手保険会社に対する公的資金投入に関する報道が伝わり、米国株が反発したことを好感した買いが、ハイテク株などを中心に入った。もっとも、世界的な景気後退に対する警戒感は変わらず、アジア市場の一角が軟調展開となったことから見送りムードが支配的。
全体相場は反発。平均株価の上げ幅は前日の下げの2割程度にとどまった。円相場は1ドル=105円台に軟化したが、自動車株は高安まちまち。
三菱自動車工業が前日比3円高の168円と小幅続伸。日野自動車、いすゞ、マツダもしっかり。
一方、大手3社はそろって続落。ホンダが50円安の3310円、日産自動車が14円安の728円、トヨタ自動車が20円安の4590円と下落した。ダイハツ工業が反落し、スズキがさえない。