北米大陸に移動して行われたF1カナダGP。8日の決勝レースはハプニングが続出する予測不能の結果となた。前日の予選を制したのは、前戦を制して勢いに乗るマクラーレンのルイス・ハミルトン。ロバート・クビサ(BMWザウバー)がフロントロウに並び、キミ・ライコネン(フェラーリ)とフェルナンド・アロンソ(ルノー)が2列目に続いた。スタートは混乱もなく序盤は落ち着いた展開が続いたが、15周目トラブルでストップしたエイドリアン・スーティルのマシンを撤去するために17周目にセーフティーカーが入る。ピットレーンがオープンになると多くのマシンが続々とピットイン。ピットの出口に並んでいたハミルトンがライコネンに追突し、両者ともにリタイア。1ストップ作戦を獲ったチームメイト、ニック・ハイドフェルドを抜いたクビサはその後トップを快走し、そのままゴール。昨年大クラッシュを経験したカナダGPで待望の初優勝を飾った。ハイドフェルドも2位に入り、BMWザウバーは待ちに待った初勝利を1-2フィニッシュという最高の形で実現した。3位には1ストップで着実なレースを戦ったベテランのデビッド・クルサード(レッドブル)が入り嬉しい今季初ポイント。以下、4位にはトヨタのティモ・グロックが入り、こちらも念願の初入賞を果たした。5位はフェラーリのフェリペ・マッサ。6位にはヤルノ・トゥルーリが入り、トヨタはダブル入賞。ルーベンス・バリケロも7位で2ポイントをマークし、モナコに続き2戦連続のポイント獲得を果たした。今回の結果により、クビサが42ポイントとドライバーズチャンピオンシップの暫定リーダーとなっている。
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