日産自動車の志賀俊之COOは、2日発表した新型『ティアナ』について、「上級セダンとしてはっきりとした主張と個性を表現できた。今年度の世界販売計画である390万台達成に大きく寄与してくれるはず」と期待を表明した。
ティアナは最大の販売先である中国、現地生産を計画しているロシアとともに、今月に同時発売するワールドモデル。5月に発表した5か年中期計画「日産GT2012」では最初の新型車でもあるだけに、国内外での販売増へとスタートダッシュを託している。
市場が低迷する国内ではモデルサイクルで月平均1000台の計画だが、「縮小しているとはいえ、セダンは約2割を占める重要分野」と指摘、国内市場の「活性化につなげていきたい」と強調した。