「人とくるまのテクノロジー展」が21日、横浜市みなとみらいのパシフィコ横浜で開幕した。17回目を数える今回は過去最多の392社が出展した。
特に今回は7月に開催される洞爺湖サミットで環境問題が重要視されることから、燃費向上技術コーナーを設け、燃費向上、二酸化炭素削減に関する製品、システム、基盤技術など集めて業界としての取り組みを紹介している。
また屋外では、現代のクルマ、最新の技術に見合った運転操作、危険回避をテーマにした「最新 くるまの運転教室」を昨年に続いて開催。車両がスリップしやすい雪面とほぼ同じ状態となる低μ(ミュー)路マット場での運転デモンストレーションが行われ、来場者にもそこでのブレーキ操作とハンドル操作を体験させた。
もちろん会場にはクルマに関する各社自慢の技術がさまざま展示されており、各ブースで来場者が説明員に話を聞く姿が多く見られた。特に部品や素材メーカーのブースでその傾向が強かった。完成車メーカーのブースは車両だけの展示といったところもあり、部品メーカーに比べて手を抜いているといった感じだった。
同展は23日まで開催され、主催は自動車技術会。さまざまなイベントも企画されているので、クルマに興味がある人はぜひ見ておくことをお勧めする。