富士重工業のモータースポーツ専門会社スバルテクニカインターナショナル(STI)は、スバル『レガシィ』のツーリングワゴンとB4にSTI独自の仕様、装備を施した限定車「S402」を設定し、6月27日から販売すると発表した。
今回発売するS402は「究極のグランドツーリングカー」を目指し、STIがこれまでのモータースポーツ活動やスポーツパーツ開発などで培ってきたノウハウを活かしたカスタマイズモデルだ。
エンジン、シャシーの性能強化をはじめ、エクステリア、インテリアにも専用の仕様装備を施し、ドライバーの意思に、より忠実な走りを実現するとともに、独自の存在感を演出、大人の感性を満たす高い質感を追求した。
エンジンは、2.5リットル水平対向DOHC4気筒エンジンに、専用のツインスクロールターボ、ECU、排気システムを採用した。全回転域での高いトルク特性により、気持ちの良い加速感と扱いやすさを実現する。
シャシーは、減衰特性を変更したビルシュタイン製サスペンションをはじめ、フレキシブルタワーバー、フレキシブルロアアームバーなどを採用した。路面接地性を向上させ、しなやかな乗り心地としっかり感のある乗り味を両立した。また、ブレンボ製フロント対向6ポット/リヤ対向2ポットブレーキキャリパー、専用チューニングを施したVDC(ビークルダイナミクスコントロール)を採用、制動性能、車両安定性の向上を図った。
エクステリアは、左右20mmずつ拡幅した専用のフロントフェンダーをはじめ、ドライカーボン製フロントアンダースカート、BBS製18インチ鍛造アルミホイールなどを採用した。インテリアは、内装色をブラック、およびダークグレーの配色とし、スポーティでありながら落ち着いた空間を演出したほか、専用の本革表皮や座面形状を持つシートを採用した。
価格はツーリングワゴンが549万1500円、セダンが535万5000円。