ウィリアムズ、ハイブリッド技術開発のための会社設立

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F1チームのウィリアムズは去る4月28日、傘下にウィリアムズ・ハイブリッドパワー社を設立したことを発表した。エネルギー回生に用いる高エネルギー・コンポジット・フライホイール(=弾み車、フリクションホイール)を開発する。

来2009年からF1にKERS:エネルギー回生システムが導入される。ウィリアムズはエネルギー保存技術を複数検討しており、フライホイールはそのひとつだ。ウィリアムズがそれまでのオートモティブ・ハイブリッドパワー社の大株主になり、社名をウィリアムズ・ハイブリッドパワー社に改めた。

フライホイールによるエネルギー回生はF1だけでなく、ハイブリッド・パワーユニットのひとつとして、すでにいくつもの開発プロジェクトがある。

通常、自動車が減速する際には、運動エネルギーを摩擦ブレーキによって熱エネルギーに転換し廃棄する。ここでブレーキディスクやブレーキドラムの回転を抑制する代わりにフライホイールを回転させる。フライホイールは回転し続けることで運動エネルギーを蓄える。これを必要に応じて放出、内燃機関の補助とするのが“フライホイール・ハイブリッド”だ。

フライホイールは玩具で多く使われる。玩具ではフライホイールを回すのに手で勢いをつけたりゼンマイを用いたりしているが、自動車では減速時のエネルギーでフライホイールを回す。ウィリアムズ・ハイブリッドパワー社のシステムでは、フライホイールの回転は最高10万rpmになるという。

ウィリアムズのエンジニアリング・ディレクター、パトリック・ヘッドは、「F1が環境に優しい技術の開発に貢献することを望んでいる」と語る。ウィリアムズ・ハイブリッドパワー社ではF1向けに開発した技術を、他のタイプの車へ展開することも考慮しているそうだ。


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《高木啓》

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