バンコクモーターショーでは、「ワールドプレミア」と呼ばれる世界初披露のモデルは多くない。タイの自動車販売で大きな割合となっているピックアップトラックの新型が発表される程度だ。しかし興味深いのは、さりげなくおこなわれる「右ハンドル仕様の世界初披露」。
タイは日本同様に左側通行右ハンドルで、ヨーロッパからの輸入車であっても当然のように右ハンドル仕様だ。そして、高級車を求める富裕層が多いことから、日本よりも早いタイミングで右ハンドル仕様が発表されることも多いのである。
たとえばBMWは、『X6』の右ハンドル仕様を正式発表。メルセデスベンツも、マイナーチェンジした『SL』の右ハンドルをモーターショーでデビューさせた。