自動車各社が1日発表した2月の米国新車販売はトヨタ自動車がマイナスとなる一方、ホンダと日産自動車はプラスを確保し、大手3社で明暗を分けた。
トヨタは前年同月比(営業日調整済み、以下同)3.4%減の21万7730台だった。『カムリ』など乗用車は好調だが、ライトトラックが総じて落ち込んでいる。また、ブランド別では「トヨタ」が2.9%の減少となったのに対し、「レクサス」は6.9%減と高級車部門も低迷した。
ホンダは4.2%増の13万8734台だった。『アコード』や『フィット』などが好調な乗用車部門は11.1%の増加となり、4.7%減となったライトトラックをカバーした。
日産も3.6%増とプラスになった。同月の米国市場は4.7%減となり、トヨタのほかGM(ゼネラルモーターズ)など米メーカーが不振だった。