気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2008年4月2日付
●ガソリン暫定税率失効、32都道府県「道路」凍結(読売・1面)
●入社式トップ訓示、逆境 / おごるな / おくするな(読売・10面)
●進まぬ特定道路財源論議、一般後の歳入不明確 首相、民主(朝日・7面)
●07年度国内新車販売 2年連続で減少(朝日・11面)
●ガソリン余波、価格サイト一時パンク(朝日・30面)
●ガソリン値下げ115円も(毎日・1面)
●米スズキ、鈴木会長退任へ(毎日・8面)
●暫定税率切れ、煩雑ディーラー悲鳴(産経・9面)
●いすゞ、新たに不正830台判明、関東運輸局に報告(東京・27面)
●トヨタ、富士重に出資拡大、17%グループ入り視野 相互生産委託や共同開発(日経・1面)
●印タタ自動車、東証上場 日本預託証券第一号今夏にも、円建て投資可能に(日経・1面)
●日産、必達目標経営を修正、ゴーン社長表明(日経・9面)
●宮城のエンジン工場500億円投資 2010年末稼働、トヨタ(日経・9面)
●国家公務員、飲酒運転を厳罰化(日経・38面)
ひとくちコメント
暫定税率期限切れでガソリン価格が下がった4月1日、案の定、テレビはレポーターがガソリンスタンドから実況中継する映像が目立った。
新聞も店頭表示の価格を調べるためにスタンドを走り回る記者が多かったようで、きょうの各紙は「多元中継・ガソリン鳴動」(毎日)など、“値下げ合戦”の現場を詳しく報じている。企業が配布するニュース資料を参考にしただけの発表記事に比べれば読み応えはあるが、それにしても最近は「ガソリン問題」に振り回され過ぎている感じは否めない。
そんななか、日経は「トヨタ、富士重に出資拡大」、「印タタ自動車、東証上場」、「日産、必達目標経営を修正」など、自動車関連で興味深い独自ネタを3連発で掲載している。
このうち「トヨタ-富士重」の記事では、トヨタは現在の8.7%から17%程度に引き上げる方針だが「持ち分法適用会社とせず、役員は派遣しない見通し」としている。業績不振の富士重工の救済は「待ったなし」とみられるが……。