気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2008年2月1日付
●道路財源、合意の「修正」与野党論戦本格化(読売・4面)
●日産労組、一時金6.1か月分要求へ(読売・10面)
●トヨタ、ブラジル進出50周年(朝日・15面)
●社説:虚偽情報開示、柔軟な対応ができる仕組みに(毎日・5面)
●くらし経済:車の運転も地球にやさしく(産経・16面)
●エコカー市場 独3社が攻勢、「クリーンディーゼルが上」(東京・8面)
●ソニー、松下純利益最高 昨年10-12月期(日経・1面)
●タイヤ用合成ゴム原料、三菱化学に大量融資通 三井化学(日経・11面)
●スズキ4-12月増益、純利益676億円(日経・16面)
●日産車リコール8万6554台(日経・42面)
ひとくちコメント
トヨタ自動車のブラジル進出50周年を祝う式典が現地のサンパウロで開かれ、ルラ大統領やジョルジ開発貿易相、サンパウロ州のセラ知事らがそろって出席したという。きょうの朝日が報じている。
トヨタ側からは豊田章一郎名誉会長らが出席。豊田名誉会長は「トヨタの海外進出には、ブラジルでの生産販売で学んだことが多く生かされている」とあいさつしたそうだ。
トヨタは1958年にサンパウロに進出し、翌年からトラックの生産を開始している。ブラジル国内の自動車販売台数は昨年実績で248万台。このうち、トヨタは約7万2400台と急拡大している。バイオエタノール100%の燃料を使えるトヨタ初の「フレックス車」の生産にも乗り出すなど、中国、インド、ロシアと並んで新興国の中では有望な市場である。
それにしても豊田名誉会長は2月末で満83歳を迎える。日本から見れば地球のほぼ裏側になるブラジルまで“ひとっ飛び”とは恐るべきパワーだ。