三菱『アウトランダー』は気さくなアウトドア派。プジョー、シトロエンに姉妹車があるというから、世界でもっともファッショナブルに乗りこなされているSUVと言えるだろう。クルマでいかに楽しく遊ぶか、その見本のような2台が東京オートサロンには並んでいた。
■アウトランダー FM-Seeds×ancel
クラシックならくだ色(キャメル)をベースに、後方に向かってダークブラウンへグラデーションするボディ。落ち着いた色だが、これもマジョーラのペイントだ。ボディ形状は変わっていないのに、なぜか丸みを帯びた女性らしい印象を受ける。
特徴は内装にあり。カーゴルームと後方座席をフラットにし、なんと愛犬のスペースになっていた。後輪の張り出しをバッグに見立てるなどデザインの遊びがいっぱい。ドライバーの膝に乗りたがるワンちゃんも、こんな空間なら後ろで楽しく過ごしてくれるかも?
■アウトランダー ROADEST Reference Sound Concept Model
SUVの大きな室内空間を活用し、新しいサウンドクルージングを提案するコンセプトモデル。三菱自動車電子技術部のサウンドマイスター五味淳史氏が手がけたオーディオルームだ。860ワットのアンプを搭載し、11個のチタン製スピーカーを搭載した。
「世界一の純正サウンドモデル」をめざし、アンプ、スピーカー、ハーネス、Rockfordfosgate製ヘッドユニットはすべて純正品のラインアップ。エクステリアには専用エアロパーツを装着した。デリカD:5ではすでにROADESTパッケージを市販化しており、このクルマを待つファンも多いだろう。