久々にボブ・ラッツ氏自らがプレゼンを行ったGM。その目標は、「世界一の自動車メーカーとして、すべてのカテゴリーの車で燃費向上を実現する」ということだ。今年GMは4つのモデルにハイブリッドバージョンを追加したが、今後数年でさらに16のモデルにハイブリッドを登場させる予定。GMのブランドの中でも、もっとも低燃費のラインナップが揃っているのはシボレーだ。今回GMがずらりと並べたのは---『アヴェオ5』『インパラ』(E85)『マリブ・ハイブリッド』『タホ・ハイブリッド』(世界初のフルサイズSUVハイブリッド)『シルバラード・ハイブリッド』(世界初のフルサイズピックアップ・ハイブリッド)『ボルト』コンセプト(プラグイン)『エキノックスFCV』---の7モデル。コンパクトカーからフルサイズピックアップまで、またガソリン車からFCVまで、これだけ幅広いカテゴリーで様々なパワートレインを揃えるメーカーは、GMだけだ。フルサイズSUVやピックアップのハイブリッド化に意味があるのか、と問う声もある。しかし、需要があればそれに応えるのがメーカーの使命だ、と GMは強調する。今後もあらゆるサイズ、カテゴリーでパワートレインの選択が可能、という方向で燃費問題と向き合う姿勢のGM。その挑戦の姿勢は評価されそうだ。
【調査レポート】米国におけるモビリティ市場調査~主要動向・プレイヤーおよびトランプ政権下における通商政策・環境規制~ 2025年9月1日 本レポートは、米国由来の主要プレイヤーを多角的に分析。GM、F…